サムライテクノロジー株式会社

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清水建設 株式会社様 -作業現場勤怠管理システム-

コスト・設置・メンテナンス・導入期間の全てを軽減!
2次権限までも管理出来る、ワイヤレス入退場管理システムを構築

【導入の背景とねらい】

「作業員情報を瞬時に双方向でやり取り出来ることが、権限の同期を考える上でポイントだった」
(主任研究員:小林英夫氏 以下氏名省略)

作業現場では、随時数社の多種多様な作業員の出入りがある。しかも、出入りする人数は日によって、各社によって異なっており、その作業員情報や人数等の詳細は各社では把握出来ていても、「元請け」という立場では全てを把握できなくなる状況があった。これは事故発生時の責任問題に大きく関わる。作業員の入退場管理システムは、ICカードデータを読み込む形で、安全管理等を目的とした日常管理として1990年より既に行ってはいたが、作業員の保持資格や年齢による作業現場内での立入り区域の制限の徹底や、安全管理に必要なトンネル内等閉塞地の作業員残留確認、都心作業現場での周辺施設・交通への影響を考慮した作業員数調整など、リアルタイムでデータの同期を取ることの出来る徹底した入退出管理については、社内でのニーズだけでなく施主からの要望も増加していた。加えて社内からでは、安価なデバイスでの構築は勿論のこと、無駄なレポート作成に繋がる帳票管理の廃止や、現場・業者・本社スタッフ間での情報共有のできるブラウザでの管理へ移行すべきとの声もあがっていた。
そこで新システムを構築することになったのだが、「遠隔地作業現場」ならではの環境として、電源の品質が悪く停電が頻発する・遠隔地の為メンテナンスや使用用途の監視が困難・電源確保などに手間取り導入までに時間がかかる、等の問題が既に存在し、これらを考慮した結果、データ収集と通信を担う媒体として設置型PCではなく、バッテリーを電源供給源にできるPDAでの運用に踏み切った。

 

【導入システム】

入退場管理システム(CASSIOPEIA+FastConnector)
「DoPa(9600bps)の通信速度で高効率な通信を実現し、
且つ通信コストを圧縮したい。」

PDAによる管理システムを構築するにあたり、ICカード自体のコストに加え、その運用に関わる通信コスト高も懸念された。多い時には延べ20000人分にも達するデータのやり取りでは、通信速度は通信時間でもあり、コストに大きく関わる。その為、先ずカード形態をICからバーコードに替えた。また、情報通信のボトルネックを解消し、「リアルタイム」であることが重要で、且つその通信が速く導入コストが低いものをということで、ネットワークに引きずられることのない、独自の通信環境と圧縮転送プロトコルを搭載する「FastConnectorR」の導入に至った。
一方、PDAの導入に至っては、通信機能一体型で、バーコードスキャナ接続用にCFスロットに余裕があること、屋外での作業が多い現場での操作では画面が暗めのものが適しているということで、カシオ計算機株式会社の「CASSIOPEIA」の採用となった。また、以前はPCをデータのやり取り以外の目的にも使用されることがあっても、遠隔地の為管理することが出来なかったが、今回のPDAでのシステム導入を機に、PDAを収納BOX内に設置することで、本来の目的のみを遂行することが出来るようになった。

本入退場管理システムには、下記の3つの機能がある

実際、データ収集機能としてのPDAの対抗として、改札のようなゲートでのチェックシステムをパケット変換装置にてTCP/IPを組み込み、データを直で引き出せるシステムを構築してみたが、莫大な費用がかかり、ある程度の設置スペースも必要とされ、権限をより狭めるごく限られた場合を除いては、CASSIOPEIA + FastConnectorRでのシステムに軍配があがった。

 

 

【導入結果】

「これはリアルタイムですよ。」

通常、回線が繋がったり繋がっていなかったりする無線通信におけるデータの信用性は低い。逆に、双方向の同期での時間的誤差が小さければ小さいほど、その信用性は増す。FastConnectorRでの通信では、回線復旧後、即座にロールバックする為、完全ではなくほぼリアルタイムでの通信となるが、「弊社にとっては、これはリアルタイムですよ。尚且つ、確実に同期の権限がとれますからね。」と小林氏は語ってくれた。
また、新たな用途としてFastConnectorRのキープアライブのデータをセンター側で見て、アップデータ対応を確認すると同時に、遠隔から端末状態を確認できることにもなった。
PDA(CASSIOPEIA)をデータ収集と転送PCとして導入したことで、購入後直ぐに通信が可能になり、事前に初期設定が出来る為、現場での設置時間が短くなるなど、調達・設置工数が削減された。

 

【今後の展開】

「将来的には資材搬入にも応用を考えている。」

入退場の権限管理では、バーコードカードを手渡した時点でその作業場への立入りを許可するという1次権限を与えることとなる。実際の作業場は広大で、作業場内では区域、更にビルの階にまで限定して入室許可範囲が決められている。つまり、「FastConnectorR」を導入して、作業員情報のリアルタイムでのデータ通信を行うことで、入退場の2次権限を随時且つ瞬時に行うことが出来るようになった。
「この2次権限システムを資材搬入に応用できるのではないかと考えています。」と小林氏は今後の展望を語る。資材一つ一つにバーコードを付け、その情報を同施工日・同時間・同搬入場所・同搬入階にすれば、バーコードの欠品確認により確実に全資材が揃うという仕組みだ。建設現場での資材搬入は施工スケジュールに大きく関わる。資材一つが揃わないだけで、その日の作業は中断することもある。資材搬入は、全てが揃った形で、決められた施工日に施工場所へ確実に到着することが、スムーズに作業を行うことや無駄なコストの削減にも繋がるのである。

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